2014/10/03

超過保険について

保険の営業担当者には結構無茶をやっている人がいて、超過保険を提案していたことがありました。
さすがに最近はいないと思いますが、保険料に無頓着な人は注意をした方がいいです。

超過保険とは、保険金額(保険契約において保険の対象に対して設定する契約金額)が保険価額(保険の対象を金銭的に評価した金額)を超えていることを意味します。

改正前の商法では無効とされていましたが、保険法では、善意又は無重過失であれば、取り消すことができると定められています(保険法第9条)。
この取消権を行使すれば、遡って払いすぎた保険金の返還請求をすることができます。
超過保険か否か、返還の対象となる金額がいくらになるか、など難しい問題があります。

実際、任意の交渉(調停の申立てはしましたが)で保険金を返還してもらうことに成功した例もありますので、火災保険・損害保険契約等を見直して、保険を掛けすぎていたと思う方はご相談下さい。

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