2016/11/18

CMAJフォーラムの講師を務めました。

11月16日に、日本コンストラクション・マネジメント協会主催のCMAJフォーラムで講演を行いました。

テーマは「多様な発注形態の法的分析講座」でして、様々な発注形態を法的視点から分析し、デザインビルド、設計・施工一括(性能発注)、ECI、アットリスクCMなどの発注形態について、法的にはどのように考えたらよいのか、特にJVとの関係で、どのような紛争が生じるのかについて概説しました。

特に施工業者が設計段階に関与し、さらに異業種JV(特に乙型)が組まれることで発生するリスクについて、
① 対発注者
②JV構成員間
③ 対下請業者
④ 対第三者
との関係に分類し、
物価上昇、瑕疵、倒産、積算ミス、独占禁止法違反などの問題を検討した上、
新たな試みとして、裏JV、ペーパーJVの法的分析を行いました。


近年、公共工事において、多様な発注形態の採用が進められようとしている状況の下、業界全体において関心が高い分野であったこともあり、多くの方にご参加いただきました(ほぼ満席状態でした)。

参加していただいた皆様、会場運営をお手伝いしてくださった各委員会の皆様、事務局の皆様、本当にありがとうございました。

弁護士 廣江信行

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